プロコンの魅力は学生の皆さんが身近な課題やテーマに、独自のアプローチで迫るところにあると思います。高度なテクニックより視点の新しさにいつも魅力を感じています。学生の皆さんに身近なためか、当社のペンタブレットやペンコンピュータを使ったアプリケーションがこれまでいくつかプロコン応募作にありました。中でも、ペンコンピュータを使った「熱闘甲子園」という野球のスコアリングと分析ソフトが数年ほど前にありました。これはまさに野球を熟知していなければできないアプリで、後に母校の野球部が使っていると聞いてびっくりしたことがあります。
- 今後のNAPROCKに期待する事柄
プログラミング技術は常に急速に進化していきますが、人間とコンピュータの両方を理解して初めて良いアプリケーションは出来上がると感じています。NAPROCKの活動が技術普及のみならず、人と技術のあり方を考える機会を増やし、時代や技術の変化を超えて新しいソリューションを創造できる人材を生み出して欲しいと思います。 - フリーメッセージ
いま、IT技術全体が大きな変革期にあると感じています。そのような中で、要素技術の変化のみを追うのではなく、人にとって必要な技術とは何かを考え、そのためのソリューションを生み出すという夢と気概が新しいブレークスルーを生むのだと思います。 - 経歴
ペンタブレットを開発・製造する会社(株)ワコムの社長を務めております。東北大学工学部を卒業後に入社し二十数年にわたってハードウェア事業全般や海外事業を手がけてきました。プロコンは堀内理事長が長野高専の先生をされていた当時に紹介を受け、初期のころから継続して協賛させていただいております。また、そのご縁から当社にも高専卒業生に数多く入社いただき、現在の開発主力メンバーにもなっています。